防衛装備の国産維持について
うーん、この人は防衛装備の国産化は需要も少なく無駄で、海外製の装備を輸入するのが正しいとしている。
しかしね、装備関係者はそんなの百も承知でやってることよ。
日本は戦中まで世界でもトップクラスの航空技術を持っていたわけですが、戦後連合国により制限を受けたことは周知の通り。(ってか知らない人多いみたいだけど)
だから現在MRJごとき飛行機の開発にすら苦労する状況となったわけです。
開発に苦労しただけではない。規格適合試験すら国内でできずにアメリカにもって行ってる。
一度途絶えた技術を再開することがどれだけ大変なことなのかを示す良い実例を自ら挙げておきながら、国内生産を無意味とする筆者には一貫性すら認められない。
そのような情勢であるから、これまでも常に逆に日本の装備を輸出しようという活動があり、つい最近実現の運びとなったわけである。武器輸出三原則の緩和だ。
この問題を語るには、金額や性能といった近視眼的視点ではなく、もっと視野を広げなければ語れない難しさがあるのです。