TPP批准について
TPPが本当に日本の国益に合うのか。正直アメリカの訴訟姿勢を見ているとデメリットやリスクのほうが多いような印象を受けていた。
アメリカがTPP離脱を通告した段階で事実上TPPは白紙になるのであろう。あらゆる前提が覆るはずだ。日本としてはアメリカ抜きでTPPを主導する良いチャンスでもあると思う。いずれにせよ世界が自由貿易体制に進むことは間違いない。2国間協定は基本的にTPPの枠より相手の条件を悪くすべきだ。最低ラインをTPPとして、それより踏み込んだ要求をされてもTPPを盾に断るのは相手も納得せざる終えないだろう。そしてこちらが有利な条件をできるだけ押し付ける。すべての加盟国がこの線で交渉を進めれば、TPPへの加入希望も増えてくることだろう。
私は阿部首相がトランプ氏に早期会談を望むとテレビで話しているのを聞いて「そんな急ぐ必要もない。」と書いていたのだが、ふたを開けてみれば外国首脳で一番最初の会談となった。一番というのはいろいろな意味で価値を持つと思う。結果としては良かったと思うのである。
同様に、TPPについても他国に先駆けてTPPを批准するならば、それは今後の主導権を握るためにも有益であろうと考える。白紙に戻る可能性が高いからこそ、安心していの一番に批准して、白紙後の交渉の主導権を握るように担当諸官が準備することを期待したい。
官僚は一様に賢いはずだが、そういった戦略的な動きが感じられないのがもったいない。愚図な政治家が求めたとき、もうできてますよ、と出してきてくれたらいいな。
北方領土交渉は満点が取れないなら再試のチャンスを残すべき。
四島返還ならず、一部返還でまず決着したいというなら、残りについては継続協議とするべきだ。ロシアに渡して決着してはいけない。それで前に進めないなら、無理に進めようとするな。足元を見られる。
現に足元を見られてるから相手の担当者がなめきった態度をとってくる。あれは演技だ。外交儀礼にのっとり次回はしっかりやり返さないとな。
鴨ねぎ対ロ政策に違和感
4島返還の進渉状況が不明で、一方的に日本がロシアを助ける内容に違和感を感じる。
そもそもロシアになんでそんなに協力してやる必要がある?
ちゃんとギブアンドテイクの関係を堅持しないと
国際刑事裁判所が窮地にある件
自分の国が不利な判決を受けるから脱退するというのは本末転倒である。裁判を受ける権利があると日本ではされている。自分が正しい行動をする以上、その判断を仰ぐのは権利なのだ。
非加盟国は、では国際法規や慣習のどこがおかしいと思っているのか、そこをまず追求して、法を捻じ曲げるというのではなく、正々堂々間違いを指摘して是正させるべきだ。それでも国際社会が是正を受け入れないというなら、それはその国が間違っているという判断なのだから、国際社会に生きるつもりなら受け入れるべきだろう。
米露中の三カ国が加入していないというのは異常事態であり、そこは国際正義の判断の場である以上、常任理事国はその責任において加入する義務があると思う。
あまりに身勝手でその事実は到底受け入れられない。
アフィリエイトテスト(DVD紹介)
別に映画の紹介ブログではないのですが、今回はアフィリエイトのテストもかねてご紹介したいと思います。
インドネシアのオランダからの独立戦争を実際に支援した日本人士官を描いた映画です。
上層部の思考過程については陰謀めいた意地汚い描かれ方をしておりますが、実際にインドネシアの独立戦争を支援した若手士官たちの純粋な部分というのは、多くの日本国民が信じた大東亜共栄圏構想、つまり、白人の植民地支配を廃した自主自立のアジア実現だったことをちゃんと描いてくれてるんじゃないかと思うんです。
なにかきっかけをつかんで自分の利益に結び付けようという悪者はいつの時代もいると思うんですね、でも、占領してわずかな間に準備をしてビルマにしてもフィリピンにしても独立させた事実というのは、日本がかの地を搾取しようとしたのではなく、解放を目指したことの証明だと思っています。
こういうのを見るにつけ、太平洋戦争を日本の侵略戦争と描くことは自虐史観なのだと強く感じるんですよね。