世界で初めて戦争をなくすプロセスを説明する

日本は第2次世界大戦後、戦争をなくそうと決意した世界市民の理想を描いた国連憲章の精神を最も色濃く実現した平和憲法を持つ国ですが、昨今その憲法を改正し、平和へ向かう気持ちに逆行する動きがあることを憂慮しております。憲法の精神を忠実に実現するなら、戦争を無くすことができ、ひいては国防も成るのです。そのために全力を尽くすと決心を示した日本人としての誇りを堅持しよう。

このブログの主張する平和構築論理

久々に書きます

以前までどのような安全保障体制をしくか、具体的なプラン(たたき台)を書きかけて止まっていたのですが、今回はそれらに行き着いた基本理念についてちょっと説明します。

 

そもそも、絶対平和状態というのを構築するために、どのようにしたら良いのか?

と考えました。

皆さんが平和だと考える環境がどこにあるかをまず探しました。

日本国内、多分皆さん平和だとおっしゃると思います。

ほか、先進国の多くの国内でしたら皆さん平和だと答えるはずです。

近年ヨーロッパがきな臭く、テロなどが起きると物騒だ、つまり平和ではないと受け止める。どこが違うのか、です。

韓国で蝋燭デモがありました。結構暴力沙汰にもなっていましたが、皆さんはそれを平和では無いとは言わないと思います。

中国で反日デモがさかんに発生し、焼き討ちのような事件が起きても、皆さんはそれをもって中国は平和ではないとは言わなかったと思います。

 

一方、シリアではそのような住民活動はありませんが、戦闘状態にあり、これは皆さん一致してシリアは平和では無い、と答えると思います。

ガザの自治区はどうでしょう?現在は平穏を保っていますが、平和とは呼べないと思います。ひとたび事件が発生すれば、直ちに内戦状態に移行する危険をはらんだ、一触即発状態だからです。

住民による暴動による破壊も、戦闘による破壊も、同じものが壊れるのにその効果は変わりません。中国のヤオハン。住民に破壊されても、小銃を乱射されて破損しても、店が使えなくなることに変わりは無いのです。

規模の大きさですか?シリアの片田舎に閉じ込めた戦闘と、中国全土で行われる反日デモのどちらの規模が大きいでしょうか?

言いたいのは、皆さんの平和と平和ではないの判断の基礎には、兵器の使用の有無が重要な要素となっているということです。

ならば武器がなければ平和なんじゃん。

日本国内のように、武器や爆発物に強力な制限を適用して使えなくすればいい。日本国内だってダイナマイト(かどうか不明ですが)など爆発物は使用されるし、自衛隊、警察、猟銃など、武器がないわけではありませんが、強力な統制によって治安を守ってるわけです。

日本国内で出来ることが、他の国、ひいては地域で出来ないわけがありません。

これが私の主張する刀狩政策です。

でも、いきなり刀狩。国家の武装解除に応じる国などありません。武装解除をするには、その対象の何倍もの強力な武力によって圧力を与えなければどこも応じないのです。

現在圧倒的な軍事力を誇るのはアメリカです。でも、その武力をもってして出来ない理由はナンでしょう?

それは、アメリカのエゴです。だれもアメリカという国を信用して、アメリカに自国をゆだねようとは考えていません。日本ですら、常に「アメリカは守ってくれるのか?」と疑問符を払拭できないのです。信じてるなら自衛隊はいりませんよね。他の国ならなおさらです。

私は、そんな疑問符を払拭する実力組織を作るべき。それは本来国連軍が担うはずだったが、拒否権のために有名無実化している。だから新たな組織を作るよりほかない。自衛隊はその核として活用すべきだ、と主張しているのです。

今後も未来永劫国家間の利害の不一致はなくなりません。その解決手段として戦争を排除するには、戦争の手段となる道具を地上から消すことが確実な平和構築への手段だと私は結論付けました。

日本は他国に先んじて武装解除をするのです。しかし同時に、日本の平和を確実に維持できる、他の国も絶対の安心感、信頼を寄せられるシステムを建設します。そしてそれは憲法の前文、そして9条に完璧に合致します。日本人は憲法の精神を正確に具現すべきです。それでこそ世界において名誉ある地位を占める、唯一の手段です。第二次大戦の失点を挽回する最後の手段です。