世界で初めて戦争をなくすプロセスを説明する

日本は第2次世界大戦後、戦争をなくそうと決意した世界市民の理想を描いた国連憲章の精神を最も色濃く実現した平和憲法を持つ国ですが、昨今その憲法を改正し、平和へ向かう気持ちに逆行する動きがあることを憂慮しております。憲法の精神を忠実に実現するなら、戦争を無くすことができ、ひいては国防も成るのです。そのために全力を尽くすと決心を示した日本人としての誇りを堅持しよう。

鉄の流通管理が刀狩の効果を担保する

 前回は15mm以上の火器を管理することの具体的要領と効果について説明しました。武器さえなくなれば武器を使用した衝突は防げます。しかし周囲に現存する以上それらを放棄することはできません。一元管理によりその保有の目的を担保してやりつつ、刀狩を進め、常設軍加盟国から平和を確立していきます。最終戦争が起きないうちに圧倒的な規模の兵力を常設軍が身に付けられれば、最終戦争も防げます。

加盟国が一国でないことは、継戦能力も担保します。ヤマタノオロチのように、一箇所を攻撃されて壊滅しても別の国から攻撃をする。不法行為をした国への制裁は加盟国が全滅するまで継続できます。当然攻撃を受けることなく相手の意思をくじく戦略とそれを保証するシステムを構築します。

さて、今回はその刀狩を担保する方法について、説明します。

言うまでもなく戦争には油が必要です。しかしそれを使うための鉄もまた大量に必要とされる資源です。キロ単位で鉄、鉄鉱石、くず鉄の流れを管理することで、何に使用されているかを把握し、兵器の密造を防ぎます。

キロ単位でも細かすぎるほどです。トン単位でも良いくらいですが、この辺は様子を見て調整して行くことになると思います。極秘に鉄を集めて武器を生産できないようにしなければなりません。

大変な管理になると思います。鉄を使用する製品については、その鉄使用量について一つあたりの重量を算出させ、出荷量とあわせなければいけません。それらの確認機関も必要となります。しかし、これ以外に不要な兵器の生産を制限する方法は思いつきませんでした。

この目的はあくまで管理外の武器生産を制限することにあります。他の手段で可能であれば変わる手段をとることもあります。また、これは加盟国に要求する必須事項となります。全ての加盟国が常設軍理事会の査察対象となります。

全ての国が加盟した場合でもこの管理は継続されることになります。